カードローンは、銀行や消費者金融が提供している個人向けの小口融資サービスのことです。以前はカードローンといえば銀行のものを指していましたが、銀行の子会社となった大手消費者金融を中心にカードローンという呼称が使われるようになっています。カードローンの特徴としては、事前の審査で融資枠を設定し、発行された専用カードや既存のキャッシュカードを使いCDやATMを使って融資枠内であればいつでも借入れと返済が行うことができます。カードローンは利便性に優れますが、一方でそのお金を借りた手数料として支払う金利がほかのローンよりも高めに設定されています。
消費者金融であれば上限利率が18％としているところが多く、銀行でも15％前後が一般的です。下限利率に関しては提供している業者によって大きく異なり、3％前後としているところもあれば10％前後のところもあります。借入れできる金額も業者によって変わってきますが、おおむね300万円から500万円となっています。一部の信用力が高い人向けのサービスでは1000万円まで借りることが可能です。
なお、消費者金融は貸金業法による規制から年収の3分の1までしか借り入れることができません。いずれにしても信用力が高ければ低い金利で借入れが可能で、ほかのローンと異なり面倒な手続きを経ずにお金を借りることができます。一方で信用力が低い場合には金利が高いため主に短期的な借入れに使われています。